くらし情報『岩田剛典が天才捜査官役で“覚醒”「もうひとつの正義として演じたかった」』

岩田剛典が天才捜査官役で“覚醒”「もうひとつの正義として演じたかった」

「まずはまばたきを一回もしないでいようと。イメージは、人より体温の低い、低体温な動物のような人間。桜庭は、これだけたくさん登場人物がいる中で、最も人間味の薄い男 。その“異物感”をうまく出せたらと」

また、MIT出身というバックボーンに説得力を持たせるためにも、こんなオリジナルのアイデアをプラスした。

「海外から帰国した人って、ちょっと人との距離感が違う気がして。だから台本には書かれていないんですけど、初対面で挨拶をするときに握手をしてみようと。普通、警察の人間が事件現場で握手なんてしないと思うんですけど、あえてそうすることで桜庭らしさが 出ればと思った。他にも名刺の渡し方とか、所作についてはいろいろ工夫しました」

岩田剛典が天才捜査官役で“覚醒”「もうひとつの正義として演じたかった」


また、随所に挟まれるリアクションにもこだわりを見せた。
「役づくりの段階で、IQが高い人の特徴を調べたりもしました。あまり一貫性はなかったんですけど、意外と変人が多いということがわかって。中でも参考になったのが、頭が良い人は人の思考の二歩も三歩も先を読めるから、想定外のことがほとんどない。だからあまり驚いたり慌てることがないそうなんです。そうした実例も踏まえつつ、桐生がとった行動に対して桜庭がどうリアクションをとるか。

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