くらし情報『歌舞伎の魅力が詰まった多彩な演目が揃う、歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」上演中 』

2023年10月4日 07:00

歌舞伎の魅力が詰まった多彩な演目が揃う、歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」上演中 

夜の部最後を締めくくるのは『水戸黄門』。二代水戸藩主・水戸光圀が、助さんと格さんを供に連れ立ち、日本諸国を漫遊しながら世直しを行う“勧善懲悪”の物語は、すでに江戸時代から講談などで人気を博し、映画やテレビドラマも多数制作され、世代を超えて愛されてきた大作。本作は、テレビドラマの脚本も手掛けた宮川一郎が昭和50年に書き下ろし、歌舞伎座では実に48年ぶりの上演となった。黄門様を勤めるのは、テレビドラマなどでも活躍の場を広げる坂東彌十郎。四国金毘羅のうどん屋を背景に、中村福之助勤める佐々木助三郎(助さん)、中村歌之助勤める渥美格之進(格さん)を引き連れて、大活躍する心温まる物語となっている。

彌十郎の黄門様が「はっはっはっ!」と笑顔を見せるたびに舞台上がぱっと華やぎ、そのおおらかさに自然と心温まるような魅力を発揮。それぞれの事情を抱える個性豊かな登場人物たちが絡み合い展開するドラマは、笑いあり涙あり、人間の喜怒哀楽が情緒豊かにあらわされ、心がすっきりと晴れ渡る人情味溢れる舞台に歌舞伎座は温かい拍手で包まれた。歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」は2023年10月25日(水)まで、東京・歌舞伎座で上演される。

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