w.o.d.×キタニタツヤ お互い切磋琢磨し合える仲間「『BLEACH』対バン」
と改めて感謝を述べつつ、「MVを観てw.o.d.を初めて知って。すぐにSNSをフォローして、DMして『ライブ観にいかせてくれ』ってお願いした」とw.o.d.との出会いを振り返るキタニ。
彼はそのとき「こんな時代に、自分と同世代でこんなピュアなバンドがいるんだなって感動した」のだという。「過去とか未来を考えさせる余地がないピュアさ。クソほど短い人生を、本質的じゃないものを全部捨てて『今を見ろよ』って思わせてくれる。w.o.d.は現代のバンドとして珍しい、そういうピュアさを持っている」。w.o.d.というバンドを言い当てたそんな言葉にフロアから歓声が飛ぶ中、ライブは終盤へ向かっていく。
優しく広がるような「タナトフォビア」と力強い「Rapport」のコンボから5月にサプライズリリースされた「ずうっといっしょ!」を披露すると、ラストは「青のすみか」。代表曲で会場をひとつにすると「また会いましょう」と手を合わせて帰っていった。
そしていよいよw.o.d.の登場だ。広いZeppのステージの中央にぎゅっと集められたアンプや楽器が期待感を煽る。SEとしてヴァニラ・ファッジによるビートルズ「チケット・トゥ・ライド」