くらし情報『Tempalayが探索船『武道艦』で惑星Xを目指す 初の武道館公演オフィシャルレポート』

Tempalayが探索船『武道艦』で惑星Xを目指す 初の武道館公演オフィシャルレポート

青い照明が文字通り深海のような雰囲気を作り出した「深海より」から「革命前夜」で再びギアを上げると、藤本のドラムソロから「SONIC WAVE」で小原のギターがうなり、フロアからは大合唱が起こる。〈新しい音ほしいでしょ〉と歌われた「新世代」は、今ではすっかり世代を代表するバンドの音になり、なんとも感慨深い思いだ。

Tempalayが探索船『武道艦』で惑星Xを目指す 初の武道館公演オフィシャルレポート


最後のMCで小原はPERIMETRONへの感謝を伝え、「好きも嫌いも行くところまで行きまして、愛憎っちゅう言葉が一番しっくり来る10年だったと思います。これからもやめるまでやろうと思っておりますので、今後ともTempalayをよろしくお願いします」と話し、「今日までの期間マジで楽しかったな。合宿してるみたいな感じで、色々思い出したりして……やめなくてよかったなと思いました」という言葉に大きな拍手と歓声が起こる。その後の「愛憎しい」のラストでは小原が「ありがとう!」と絶叫し、そのまま「NEHAN」から「ドライブ・マイ・イデア」でもう一度熱狂的な盛り上がりを作り出すと、Tempalayの楽曲の中でも最も美しさが際立つ「そなちね」で本編が締めくくられた。

本編のみですでに2時間以上の濃密な時間が刻まれたが、アンコールではさらに特別な瞬間が待っていた。

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