2023年7月12日 18:00
『Grasshopper vol.14』イヌモアルケバ×つきみ×Paper moon Endroll×猫背のネイビーセゾン 楽しむ場所、そして明日を生きる気力を作り出す音楽に出会う【レポート】
Photo by 燦
2023年6月26日(月)、下北沢Daisy Barで、第14回ぴあ主催若手応援ライブハウス企画Grasshopperが行われた。今月は、イヌモアルケバ・つきみ・Paper moon Endroll・猫背のネイビーセゾンの4バンドが集結し、それぞれの音楽で観客に楽しむ場所を作り出してくれた。そして、喜びに満ちて帰っていく人々の笑顔を生み出していた。
イヌモアルケバ
中心に集まり、息を揃えて爆発的に大きな一音目を鳴らす。1曲目の『リフレイン』から観客もステージのメンバーも熱量が溢れ出す。サビではほとんどの人が拳を突き上げ、満員のフロアの後ろから見る光景には感動を覚えた。『君の夏休み』は、彼らの特徴である爆発的な音の重さはありつつも、爽やかさに溢れた疾走感のある曲だ。「最高のギター!」との紹介を受けた、だばし(Gt)のギターソロに全員が目を奪われた。
軽快なドラムから続くのは『メーデー』。シンガロングの熱量に見る人の心が惹かれていく。そして最も新しい曲であるという『多摩川を越えて』。アルペジオが重なる繊細な音楽の美しさと、突然音量が爆発的に上がる火力の大きさが、彼らの音楽の迫力を生み出す。