2021年8月13日 12:00
黒木華が語る、女性たちが前を向いて進んでいく新しい『ウェンディ&ピーターパン』
ということに疑問を持って描かれています。
ウェンディが現状をどう打開し、成長していくか
――ウェンディ役を演じられるうえで、どこを核として大事にしていきたいですか?
稽古をしている中でウェンディは、家族に大きな影響を与える存在だと感じています。壊れかけた家族を自分がなんとかしないといけないという思いを、ネバーランドに着いてからも持ち続けていて、現状をどう打開し、どう成長していくかという過程を見せていくことが大事だと思っています。
――ウェンディを演じていて楽しいと思っていることはどこですか?
飛びながらのお芝居はしたことがなかったので、大変ではありますが、フライングは楽しいです。あと、ウェンディとタイガー・リリーとティンクの女子3人組のシーンもすごく楽しいですね。男子たちには負けないぞ!という気持ちになっています(笑)。去年、『桜の園』が公演直前で中止になってしまったこともあり、(’20年4月予定だったが上演中止。続いて6月の『ケンジトシ』も上演中止に)、久しぶりの舞台になるので、舞台上の大きな空間で演じることを想像するだけで、とても気分が上がります。
――先日通し稽古があったそうですが、全体像が見えて、どんな魅力のある作品だと思われましたか?
通してみて、とても忙しい舞台だなと思いました(笑)。