くらし情報『【コラム】『ジャージー・ボーイズ』中川晃教と花村想太のWフランキー体制への点と線』

2022年10月4日 07:00

【コラム】『ジャージー・ボーイズ』中川晃教と花村想太のWフランキー体制への点と線

まだ好きになるかどうか分からない初演作品のチケットを、開幕前から複数回分おさえたのは後にも先にもこの時限り。

【コラム】『ジャージー・ボーイズ』中川晃教と花村想太のWフランキー体制への点と線

2016年初演時(シアタークリエ)より、中川晃教
それほど膨らみ切っていた期待を、初演の舞台は軽く上回ってきた。次々と繰り出されるハーモニーの威力たるや、それはそれは凄まじく、日本の観客の心を――アメリカの観客という小道具なしに――ザ・フォーシーズンズの物語に没入させるに十分。わけても中川の歌声の唯一無二ぶりはほとんど神々しいほどで、シアタークリエには「もっと歌って“中川”フランキー!」旋風が吹き荒れた。かつてジョン・ロイド・ヤングのフランキーに撃ち抜かれ、彼のマリウス観たさにロサンゼルスまで出かけて行ったほどの筆者も、公演が終わる頃にはすっかり「私のフランキーはあっきー(はーと)」状態だったのである。

中川自身の“勧誘”から6年、機が熟した花村フランキー

それはそんな公演が終わった2016年末に訪れた、中川に1年の活動を振り返ってもらう、筆者にとって3度目となるJB絡み取材でのこと。JBについても語ってもらうなかで、ほかのボーイズはWチーム体制なのにフランキーだけシングルキャストなのはやはり大変で、もう一人ほしいと思っているのだろうと窺わせる発言があった。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.