佐藤流司×橋本祥平が俳優として大切にしていること「相手のためにお芝居をする」
――ちなみに橋本さんご自身としては何割ぐらいなんですか?
橋本でも、そうですね。7割ぐらいです(笑)
自分がいま、生きていると思える
――おふたりとも本当にいろんな役を演じていらっしゃるかと思うのですが、演じる上で大切にされているところ、芯としてずっと持っているものはどういったものでしょう?
橋本相手のためにお芝居をする。
佐藤間違いないですね。あとは、最初に思いついた芝居はしないようにしています。抑揚ひとつをとってもそうですし、立ち位置もそうですし、誰でも思いつく芝居はしないようにしています。
――もう1歩踏み込んだお芝居を。
佐藤そうですね。自分で言うのもなんですけど、プロフェッショナルの仕事として心掛けています。
お仕事としていただいている以上は「これはできないわ」と思わせなきゃいけない、という意気込みでやっています。――最後に、映画と舞台、それぞれどういったところにおもしろさを感じるか、お聞かせください。
橋本映画には映画の臨場感がありますよね。細かい表情を撮れるのがやっぱりいいところだと思いますし、舞台は舞台で、全体の絵としてその役全身を感じられます。両方に楽しさがありますけど、ナマモノだというところも舞台の魅力かな、と思います。