2021年4月14日 17:00
橋本祥平×植田圭輔 言わなくてもわかりあえる関係【舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』インタビュー後編】
――今回ならではのこだわりやテーマ、課題などはありますか?
橋本現段階では中身のアクション部分などがまだ完成されていないんですけど、例えば「三社鼎立」のときは、とにかく身体を張ったアクションというところが見どころかなと思っていました。でも今のところ、今回は前回ほどの激しいアクションがないのかなと思います。それこそ、本当に中身のキャラの深さをどれだけ出せるか、というところで、これまで3回同じ役と向き合ってきたからこそ、とにかく芥川の内面をもっとたくさん出していって、逆にこの舞台から「映画ではこう捉えていたけど、こういう捉え方もあるのか」と思われるくらい深堀りできたらな、と思います。
植田課題、テーマで言うと、過去の「文ステ」シリーズで披露したことがない演出がひとつあって。それを僕が担当させていただくんですけど、そこは必ず成立させなければいけない、というところが課題だと思っています。あとは、ノベライズなどで描かれている、過去の話が中也と芥川でそれぞれしっかりあるので、僕も色々読ませていただいたりしているんですけど、それを踏まえた上で改めて今回の台本を見ると、意味合いや言葉の重さが変わることが本当に多くて。