『レ・ミゼラブル』1987年初演メンバーからの貴重な証言も 休館を前に「帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING」発刊決定
左から)井上芳雄、市村正親、堂本光一(撮影:秋倉康介)
その巻頭に登場するのは、1992年に『ミス・サイゴン』日本初演から足かけ30年にわたりエンジニア役を演じた市村正親、2000年の『SHOCK』に21歳で史上最年少座長として主演、帝劇で演劇単独主演記録1位を達成した堂本光一、2000年に『エリザベート』でルドルフ役を演じその後数々の帝劇初演作で主役を演じてきた井上芳雄の3人。帝劇の屋上での座談会が実現した。市村は別ページで『ミス・サイゴン』初演時の本田美奈子.との思い出も語っている。
また、「松本白鸚が1969年から演じた『ラ・マンチャの男』の軌跡」として、松たか子、駒田一らが証言。
『ラ・マンチャの男』より、松本白鸚(撮影:田内峻平[TOHOマーケティング])
『ラ・マンチャの男』より、松たか子、松本白鸚(撮影:田内峻平[TOHOマーケティング])
『レ・ミゼラブル』に関しては、1987年の初演にジャン・バルジャンを演じた滝田栄、同じくジャベールを演じた鹿賀丈史が登場。23年ぶりに帝劇の稽古場を訪れた滝田と、ファンティーヌ役岩崎宏美および島田歌穂が、初演から現在まで音楽監督を務める山口琇也と23年ぶりの再会を果たし、初演の苦闘を語りあう。