2023年8月24日 12:00
【ライブレポート】サバシスター、yutori、Laura day romanceが競演。それぞれの個性が光った『MUSIC FLAGS vol.3』
彼らにとってこのWWW Xはワンマンライブをやった思い出深い場所。それにちなみ、ここで行われたワンマンのタイトルともなった「sweet vertigo」を披露。見ればフロアにいるお客さんはそのリズムに気持ちよさそうに身を預けていて、いつの間にかこの会場全体がLaura day romanceの醸し出すムードに染まっている。
井上のパンドの未来に期待を抱かせる言葉を挟み、ライブは「wake up call | 待つ夜、巡る朝」に入っていく。印象的なギターのサウンド、そして井上のファルセットがWWW Xの空気を澄み渡らせていくようだ。続けてベースとドラムを中心に音を重ねながら「waltz | ワルツ」へ。切なさのなかで鈴木迅(G)のかき鳴らすコードがやたら心をざわつかせる。
「みなさん最後まで楽しんでいってください」という井上の言葉から「夜のジェットコースター」を届けると、天井のミラーボールが回り美しくフロアを照らし出す。そしてラストは「sad number」。手拍子が巻き起こるなかストレートなロックチューンがぐんぐん高みへと上っていった。
そして3組目、この日のトリを務めたのがyutoriだ。