くらし情報『ー炎のコバケンー 巨匠・小林研一郎が、最後のベートーヴェン全曲連続演奏に臨む!』

2021年11月19日 17:00

ー炎のコバケンー 巨匠・小林研一郎が、最後のベートーヴェン全曲連続演奏に臨む!

僕にはベートーヴェンの心の片隅に触れることすらできなかった。今後の録音がすべてノーギャラでも構わないから」と。

発売は免れたが、音源は残っているそうで、自分の死後に発表されてしまうのではないか心配なのだと話した。

今年3月には日本芸術院賞・恩賜賞も受賞した日本を代表する巨匠は1940年4月生まれの81歳。普通なら、9曲ずっと指揮台に立っているだけでも大変な負担になる年齢だろう。最近は週に3日ほど、自宅から4キロ離れたゴルフ練習場までの往復を散歩し、1時間半打ち込んで体力維持に努めているのだそう(ゴルフはベストスコア78という腕前のマエストロだ)。

小林夫人の桜子さんの話では、万一に備えて楽屋には毎年医師が立ち会うそうなのだが、医師いわく、「まるで宇宙人。やればやるほど心拍数や血圧などのバイタルが安定してくる」と、最近は第3番が終わる頃には帰ってしまうのだとか。
以前本人から、10時間超の公演中に摂る食事はメロン半分だけだと聞いたこともある。体力もさることながら、きっと集中力が極限まで研ぎ澄まされているのにちがいない。ベートーヴェン連続演奏会の指揮こそ後継にバトンを渡すが、エネルギッシュな指揮活動自体をセーブする予定はまったくない。

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