シド『ほうき星』インタビューPart1「ファンは自分をゆるしてくれる存在」
うさんくさいかもしれないですけど、元気をもらえるような、そういう曲を目指して作りました。
――歌詞に関して、「戻れないならゼロを楽しもう」というのがすごく今の状況で刺さるフレーズでした。
マオシドは17年やってきて、ファンとの歴史がしっかりあるバンドなので、だからこそこの言葉を選べたと思います。始めたてのバンドだったら、ゼロを楽しもうという感覚よりは、数年前のほうがよかったなあという感覚になると思うんですけど、長くやってきた歴史があるから、このコロナの中でも僕らの関係値だったり、音楽だったりをぶれさせずにやれているということを表現したかったんです。
――対面でのライブができない中でもオンラインのトークイベントをされたり、ソロでの配信ライブやイベントをされたりなど、積極的にファンとの交流をしてくださっているシドですが、オンラインイベントはされてみて、いかがですか?
マオ最初はもちろん、手探りでしたけど、それは世の中的にみんなそうだと思うので、自分らだけが手探りなわけではないので、そこの怖さはなかったです。ただ、単純に、僕らもそうですけど、ファンのみんなのほうが不安だろうなっていう気持ちがあって。