「観て、喋る」「繰り返し観る」観劇の醍醐味が凝縮された「関西演劇祭」笠井信輔×板尾創路インタビュー
2019年に始まった『関西演劇祭』が今年もCOOL JAPAN PARK OSAKA SSホールにて、11月12日(土) から20日(日) まで開催される。
第4回となる今年もバラエティ豊かな10劇団が参加する本企画について、新たに実行委員長に就任したフリーアナウンサーの笠井信輔、初回からフェスティバルディレクターとして参加している板尾創路に話を聞いた。
上演時間45分でいくつも楽しめる
まるで “食の祭典” のよう
――笠井さんは演劇を年間100本近くご覧になるそうですね。今回の実行委員長発表会見でも「ご褒美をもらったよう」とおっしゃっていて、演劇愛が伝わってきました。この『関西演劇祭』のことはご存知でしたか?
笠井実はオファーを受けたときはよく知らなかったんですよ。だけども内容について話を聞いていくうちに、「これは面白いな」と感じました。
――どんなところにそう感じられたのですか?
笠井主催の吉本興業が「実はこんなに面白いものが大阪にあるんだよ」ってことを紹介したくて選んだ10劇団が、「45分」という非常にショートな上演時間で作品を発表していく。このスタイルが面白いですよね。