2022年12月23日 12:40
原点回帰から次のフェーズへ GLIM SPANKY『Into The Time Hole Tour 2022』オフィシャルレポ
、松尾が「ライブをしてもお客さんがほとんどいなかった日々を思い出す。PAさんや照明さんが気を使ってフロアに出てきてくれたこともあった」と話した、ライブでは欠かさず演奏している夢を持つことを肯定する曲「大人になったら」、2013年のデビューEPに収録されている「Gypsy」を披露。亀本が「ライブに来てくれたらみなさんがそれぞれに好きな時代のGLIM SPANKYがいる」と言っていたが、最後は二人のルーツを感じさせる曲を演奏して締めた。
今回は、いつにも増して「楽しい」と思わず言葉が漏れる二人の姿が印象的だった。それは、コロナ禍で思うようにライブができなかったことで溜まったうっぷんを解放できたことも一つの要因だと思うが、インプットとアウトプットの幅を広げながらロックをロールさせることに手応えを感じている、脂の乗り具合の表れでもあるだろう。記念撮影を終えたあともステージへの名残惜しさを表す二人。「来年もたくさん曲を作って出す予定です」と亀本は言っていた。私たちの楽しみはまた次のフェーズへ。
来年もGLIM SPANYの音が鳴る場で会いましょう。
文=TAISHI IWAMI
<公演情報>
『Into The Time Hole Tour 2022』
2022年12月21日(水)