くらし情報『ルサンチマンが全国ツアーファイナルで明確に打ち立てたアイデンティティ【ライブレポート】』

2023年12月15日 18:00

ルサンチマンが全国ツアーファイナルで明確に打ち立てたアイデンティティ【ライブレポート】

ルサンチマン1st Full Albumリリース記念 ひと声ツアー 12月9日(土) 下北沢 ADRIFT Photo:稲垣ルリコ

Photo:稲垣ルリコ



東京発の4ピースバンド、ルサンチマンが12月9日、1stフルアルバム『ひと声の化石 / rebury』のリリースを記念した全国ツアーファイナル公演を東京・下北沢ADRIFTで開催した。オルタナ、マスロック、グランジ、ポストパンクなどを反映したサウンド。そして、リアルと妄想を行き来するような独創的な歌の世界。この日のライブで彼らは、自らのアイデンティティを明確に打ち立ててみせた。

会場が暗転し、まずは中野(Gt)が一人で登場。憂いを帯びたフレーズを奏でるなか、北(Vo/Gt)、清水(Ba)、もぎ(Ds)もステージに上がり、「俗生活の行方」からライブはスタートした。緊張感に溢れたアンサンブル、生々しい感情を滲ませるボーカルが響き、観客は前方に押し寄せ、拳を突き上げる。


ルサンチマンが全国ツアーファイナルで明確に打ち立てたアイデンティティ【ライブレポート】


さらにマスロック的な要素を取り入れた「収束する未明」、「歌える人がいたら、歌ってください」(北)という言葉に導かれた「lares」――ライブハウスという“居場所”をテーマにした楽曲だ――を間髪入れずに放つ。「ラル」でも観客の大合唱が発生し、北が笑顔を浮かべる。その表情からは、1stフルアルバム『ひと声の化石 / rebury』を携えた今回のツアーの充実ぶりが真っ直ぐに伝わってきた。

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