くらし情報『ルサンチマンが全国ツアーファイナルで明確に打ち立てたアイデンティティ【ライブレポート】』

2023年12月15日 18:00

ルサンチマンが全国ツアーファイナルで明確に打ち立てたアイデンティティ【ライブレポート】

“中野が遅刻した”という実際にあった出来事をモチーフにした「滅茶苦茶怒鳴られた」を演奏した後、最初のブレイク。「ツアーファイナルです。ケガだけは気を付けて、最後までよろしくお願いします」(北)のシンプルな挨拶の後も、さらに楽曲が次々と披露された(ルサンチマンのライブは数曲を続けて演奏するのがデフォルトで、“メンバーがゆっくりトークする”みたいな場面はほとんどない)。

ルサンチマンが全国ツアーファイナルで明確に打ち立てたアイデンティティ【ライブレポート】

ルサンチマンが全国ツアーファイナルで明確に打ち立てたアイデンティティ【ライブレポート】


“君のことを教えてほしい”という思いを描いた「知りたい」、酷いことが起き続ける世界と暑い夜で眠れない自分を対比させた「ぼくのつぶやき」、“バンドでロックをやることについて”への懐疑をぶちまけるような「だっせ」、あまりにも不器用な恋愛感情を映し出す「たとえ下手でも」、〈今君のことだけを汗だくになって歌っているから、心繋がるかな〉と歌われる「大団円」。北が紡ぎ出す歌はあまりにも鋭く、ひとつひとつのフレーズがグサグサとこちらに突き刺さってくる。観客の多くは体を揺らしまくって盛り上がっているのだが、なかにはステージをじっと見つめて、しっかりと歌を聴き入っている人も。北が放つ歌の言葉がはっきり聴き取れることも心に残った。

ルサンチマンが全国ツアーファイナルで明確に打ち立てたアイデンティティ【ライブレポート】

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筆者がルサンチマンのワンマンを観るのはこれが3回目だが、これまでのライブでは興奮が先に立ち(?)

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