2021年5月7日 12:00
監督が解説。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が描く“これまでにないテーマ”とは?
(C)2021 Marvel.
ディズニープラスで配信中のマーベルの新作ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、主人公コンビが謎の組織を追う中で、我々の社会が抱えている問題や歪みが浮き彫りになり、彼らは自身の方法で問題に立ち向かっていく。これまでもマーベル作品は驚異的な能力を持つヒーローを主人公にアクションをふんだんに盛り込みながら、現実社会の問題や偏見を描き出してきた。本作の監督を務めたカリ・スコグランドは「私たちが本作で取り組んだテーマは、どんな映画やヒーローものでも見ることができないもの」だと語る。
スコグランド監督はカナダ生まれの映画監督。ウェズリー・スナイプス主演の『スナイパー』やテロ組織に潜入した捜査官の物語を実話を基に描いた『インファナル・ミッション』などを手がけ、『ウォーキング・デッド』や『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』などドラマ作品も数多く演出している。
本シリーズではアクション、サスペンス、ドラマなど様々な要素が6つのエピソードに凝縮されて描かれるが、スコグランド監督はふたつの重要なテーマに取り組んだ。ひとつは“アフリカ系アメリカ人がキャプテン・アメリカの盾を継承できるのか?”。