[Alexandros]が“新人バンド”の気持ちで奏でた偶然の歴史 『ALEATORIC TOMATO Tour 2021』大阪公演レポート
ステージから大阪のオーディエンスへ、そして配信で世界へ――その想いはしっかりと広がっていった。
リアド偉武(Dr) 撮影:河本悠貴
続く「アルペジオ」でも、メンバーの全力のコーラスが響き、「Mosquito Bite」では磯部がカメラに向かって頭を振る。この時点で19曲目、タフすぎる!ラストは「PARTY IS OVER」。余韻をたっぷりと残しながら、5人はステージを降りた。
熱い拍手に迎えられ、アンコールへ。メンバー紹介の後はじまったのは「ワタリドリ」。すべての《傷ついたあなた》に、川上がマイクを向ける。誰もが心で応える。
続く「Kick&Spin」では、カメラにマイクを向け「生きていけ!」と絶叫する。《stay alright,stay alive》、今、これほど深く響く言葉があるだろうか。最後は「LAST MINUTE」。すべて出し尽くすように寝転がり歌う川上。名残惜しくなる長いアウトロを奏でてエンディングを迎えた。
そしてスクリーンに映し出されたのは、10月の横浜アリーナ2Days、日本武道館2Daysの予定と、『ALEATORIC ARENA 4 DAYS』という、本邦初公開のタイトル!そう、このツアーは、まだまだ終わらないのだ。