松本利夫(EXILE)が守屋茜と社交ダンスに挑戦、舞台FOCUS『アップデート』稽古場レポート到着
マドンナ的な存在・橘まりあ(土屋炎伽)が冗談で桑田の結婚相手に立候補し、それを桑田が鵜呑みにして言い寄る場面でも、松本は「いまどき壁ドンって古くない?と思いますよね」と苦笑い。「いまは押した感じでいったけど、引いた感じも試してみましょうか」とアプローチのパターンもいろいろと模索。
このように、稽古場は良い意味で役者と演出チームの垣根が取っ払われている。結婚相談所スタッフ・三沢役の金井勇太も、マリモの起動場面では「マリモが立ち上がるまで、データ画面に視線を落としている方が良いかもしれない。立ち上がるまで異常があるかどうか、確認しているみたいに」とマリモの制作者・五木田役の中島健の仕草についてアドバイス。そういった光景がたくさん見られ、キャスト、スタッフが一丸となって舞台を作り上げているように映った。
ちなみにこのマリモの起動シーンは、序盤のポイントになりそうだ。マリモ役・守屋の芝居が絶妙なのである。
守屋は稽古でもAIになりきっている。ぎこちない伸びの仕方、インストールされた言葉を喋るときの口調など、その一挙手一投足にグッと見入ってしまう。「果たしてどんな感じでマリモは動き出して声を発するのか」