2022年5月24日 13:55
L'Arc~en~Ciel、結成30周年イヤーを締めくくる東京ドーム2Daysオフィシャルレポート「ラルクを好きになってくれてありがとう!」
今回のライヴは全体を通して、様々な手法で文字、言葉を活かした演出が強い印象を残すこととなる。
「『30th L’Anniversary LIVE』へようこそ!L’Arc~en~Cielです」とhydeが第一声。「30周年の最後に辿り着いたこの場所、東京!まだかわいい口は(マスクで)見えませんが、ハミングしたり、体中を使って楽しんでください」と呼び掛けて、「一緒に楽園へ行きましょう。どこにあるか知ってる?ここにあるんだよ!」のシャウトから「SEVENTH HEAVEN」へ。メタリックなフィギュアがダンスする映像と極彩色の照明が、ゴージャスな祝祭空間を演出。「Lies and Truth」は歌と演奏が小気味よく絡み合い、生き生きとしたエネルギーを放出していた。
静寂の後、ストリングスのイントロが流れ始めると、ヨーロッパの深い森を彷徨うような映像をバックに、「叙情詩」を約10年ぶりに披露。木漏れ日や樹々の揺らめきといった自然界の美と、誰かを想い慕う人間の心の機微、それら全てを音楽に昇華するL’Arc~en~Cielの真骨頂を体感できる、至宝の1曲だった。
「L’Arc~en~Ciel、三十路になりました」