くらし情報『ワニが1100体超!その理由とは? 『ワニがまわる タムラサトル』展示の様子をレポート!』

2022年6月21日 18:00

ワニが1100体超!その理由とは? 『ワニがまわる タムラサトル』展示の様子をレポート!

するキネティックアート(動く彫刻)のような作品が完成した。「なぜか自分がつくったものなのに他人がつくったもののように感じるとともに、これで作家になれるという確信が湧いた。それが緑のワニの《スピンクロコダイル》です」。

ワニが1100体超!その理由とは? 『ワニがまわる タムラサトル』展示の様子をレポート!

「まわるワニ」シリーズ第1号となった作品
その後、複数のワニが回転する作品、ワニの丸焼きのような作品など形態を変えながらシリーズ化していく。今回の展示では、1体だけプロペラを使用した作品があり、ほかはすべてモーターが動力となっている。15~20分に1度、プロペラの作品が動き出すときに、町工場に機械音が響き渡るような感じも魅力だ。


ワニが1100体超!その理由とは? 『ワニがまわる タムラサトル』展示の様子をレポート!

黄色いワニの丸い穴の部分にプロペラが見える
「必ずと言っていいほど『なぜワニを回すの?』と聞かれるので、その意味を考えながら数年にわたって制作し続けてきたのですが、ワニがまわることに意味があるわけではなく、よくわからないけれどなぜかワニが回っているという不可思議なこの状況こそが作品の面白さの本質なんだと気づきました」。私たちは、アート作品を見るとつい、これってどんな意味があるの?と考えてしまいがちだが、言葉のない音楽を聴いたときのように、さほど意味を問わずに楽しんでもいいのではないかと思える。

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