くらし情報『デイジー・リドリー主演作『時々、私は考える』監督インタビュー。「空想は主人公にとって必要なこと」』

デイジー・リドリー主演作『時々、私は考える』監督インタビュー。「空想は主人公にとって必要なこと」

これが本作の成功の第一歩だったと思います。それに音楽もとても重要でした。フランの内なる世界が表現されているのが音楽だと思うのです」

本作は「フランの内の世界と外の世界が調和するまでの物語」

デイジー・リドリー主演作『時々、私は考える』監督インタビュー。「空想は主人公にとって必要なこと」

レイチェル・ランバート監督
自分の内なる世界に包まれて暮らすフランの日常は、映画が進む中で少しずつ変化していく。同僚の定年退職、中途入社でやってきた新しい同僚男性との出会い。しかし、本作は“恋愛で人生が変わる!”ような映画ではない。

それを象徴するのが映画の後半に登場するパーティのシーンだ。ある日、同僚と行ったレストランのウェイトスから招待を受けたフランは、ウェイトレスの仲間たちが集まるパーティに参加し、一緒にゲームを楽しむ。「家の中で殺人が起こった」という設定のロールプレイングゲームで、参加者たちは家の中で隠れたり、犯人を推理したりして楽しむ。
唐突に始まるこのシーンは少し違和感があるが、実は重要な場面だ。

「フランは熱心にゲームを楽しんでいますから、熱中している間、彼女の心は“武装解除”されているんです。ゲームですからルールも明確で、フランは自分が何をするべきか、何を求められているのかもハッキリしていて、普段の日常よりもずっと楽なんだと思います。

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