くらし情報『有村架純の凛々しさ「唯一迷わないのは、絶対にいい作品をつくりたいということ」』

2021年6月7日 07:00

有村架純の凛々しさ「唯一迷わないのは、絶対にいい作品をつくりたいということ」

質問を受けてからも、ぴたりとあてはまる言葉が出てくるまで、黙ってじっくり考える。軽はずみに沈黙を埋めようとしない。誠実で、嘘のない人だ。

「巴は、とても凛々しい女性だと思いました。一輪の花が似合うような。巴を花に例えると薔薇とかチューリップとかわかりやすいものではなく、そんなふうに目立つ花を陰で支えてくれる花ですね」

それは、少し意外な回答に思えた。許嫁の清里明良を剣心に殺され、復讐のために剣心に近づく巴は、悲劇の印象が強かった。なぜ有村架純は凛々しいと感じたのか。
そう質問を重ねると、彼女はまた扉をひとつ開けるようにして話しはじめた。

「確かに巴の運命はとても残酷なものだったと思います。でもどんな選択も、彼女は自分で考えて、選んだものだと思ったんですね。剣心に近づこうとしたのも、剣心のそばで自問自答しながらそれでも一緒にいようとしたのも、巴が自分で選択したこと。そこに、清里と剣心という2人の男性を想い続ける熱量を感じたというか。その芯の強さを思ったときに、ただ儚いだけじゃない、凛々しさというものを感じました」

健さんはプロフェッショナル。そして、すごくシンプルな人

有村架純の凛々しさ「唯一迷わないのは、絶対にいい作品をつくりたいということ」


銀幕の中の巴は、どこかこの世のものではないような雰囲気が漂っている。

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