2022年11月18日 12:00
「生きることの答えを探したい」森山開次(演出・振付・出演)×王子役・アオイヤマダ『星の王子さま―サン=テグジュペリからの手紙―』待望の再演に向けて
(C)Hisashi Ogawa
2020年11月、森山開次演出・振付、出演、アオイヤマダの王子役で初演された『星の王子さま―サン=テグジュペリからの手紙―』は、その独創的な身体表現、色彩の美しさや音楽との絶妙なコラボレーションで鮮烈な印象を残したダンス作品だ。美術の日比野克彦、衣裳のひびのこづえ、音楽は阿部海太郎という、それぞれの分野で華々しく活躍する才能に、ダンサーの小㞍健太、酒井はな、島地保武、そして歌手の坂本美雨という個性溢れる優れたアーティストたちが集い話題をふりまいた舞台だが、2023年1月の再演決定を受けて、森山開次とアオイヤマダが揃って再演への思いを明かした。「星の王子さま」の舞台裏から身体表現への思いまで、さまざまな話題が飛び出した熱いトークだ。
2年前よりもっと楽しんでできるように
「星の王子さまーサン=テグジュペリからの手紙ー」2020年公演より撮影:宮川舞子
──初演から2年が経ちました。おふたりにとって初演の舞台はどのような体験でしたか。
森山コロナ禍の中でこれだけ大きな舞台のクリエーションをさせてもらって、本当に幸せだったと思います。何よりも、出演者たちといろいろと葛藤しながら創っていったあの時間は尊いもの。