「生きることの答えを探したい」森山開次(演出・振付・出演)×王子役・アオイヤマダ『星の王子さま―サン=テグジュペリからの手紙―』待望の再演に向けて
に繋げたい──。開次さんとは、「声を使うことも演出としてあるし、伝えやすいよ」という話にもなりましたね。
森山自分なりに探ったりトライしたりしたことを思い出しました。言葉を考えるのは頭だから、「言葉も身体表現だって言ってもいいんじゃない!?」というくらい、大きく考えるようになったらちょっと楽になったかな。僕の中では「ダンス」と「身体」は同義語だし、「踊る」は「生きる」と同義語。身体表現と、言葉で演じる舞台を分ける必要は全くないと言えるようになった。アオイはその次元にいる人だし、ダンスで何でもできるんじゃないかなって思っています。
──今度の『星の王子さま』でもいろいろな発見がありそうですね。
「星の王子さまーサン=テグジュペリからの手紙ー」2020年公演より撮影:宮川舞子
アオイこの作品について語られる時、「大切なものは目に見えない」という言葉が出てくるけれど、目に見えるものも大切だよっていう“反抗心”が生まれてきました(笑)!この2年の間に、疑問を持って生きることの大切さも知ったから、生きることに疑問を感じながら、その答えを探していきたいと思うんです。
森山「これが何に見えますか?」