映画館が一部再開へ 業界団体がメッセージ「映画館は文化的生活に必要な場所」
これにより、全国に映画館は基本的に座席販売数は最大でも50パーセントになる。また、各回上映ごとにスクリーン内の消毒のための時間を設けねばならず、上映回数も減らして対応する必要がありそうだ。
全興連は、映画館の安全性と感染防止策の周知のために幕間に30秒ほどの映像を作成、各映画館に配布したそうで、合わせて映画館の安全性アピールのためのキャンペーンを広く行っていくという。
佐々木氏は、東京都のロードマップにて映画館がステップ2に入れられていることに触れ、「都民の文化的生活を維持するために必要な場所として美術館や博物館が挙げられ、ステップ1で開館できるとされたが、映画館はステップ2。我々は映画館も美術館や博物館と同様、文化的生活に必要な場所だと思っている。行政がそれを決めてしまうのは怖いことだ」と苦言を呈し、東京都に対して抗議したそうだ。
また、佐々木氏は劇場上映と配信の関係にも触れ、「映画館は作り手に対して最も大きなリターンを出せる場所であり、そこを守ることは製作者を守り、利益を還元することにつながると自負している。映画館を守ることは映画文化を守ることになる」と語り、映画産業全体における映画館の大切さも訴えた。