2022年1月20日 21:00
「コロナ時代のアマビエ・プロジェクト」の集大成 展示「コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが『今』を考える」開催決定
さらにプロジェクトの象徴でもある鴻池朋子は『武蔵野皮トンビ』の制作プロセス+原画を公開。そして会田誠はアマビエの原画に旧作を加えて、コロナ禍以後も変わらないであろう日本社会を風刺。サラリーマンの死体が累々と重なる7メートルの巨大絵画『灰色の山』や、作家本人が首相になりきり、鎖国を提案する映像作品『国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ』を合わせて展示する。
グラフィック・会場デザインはイッセイミヤケの広告などを手がけ、カンヌ国際広告賞など数々の広告賞を受賞してきたBULLETの小玉文。作品が読み物の中に潜んでいるかの様な空間だ。
またメインビジュアルは、AMABIEという6つのアルファベットを波と影に見立てデザイン。波によってアマビエという海の向こうからやってくるマレビトを暗示すると同時に、6人の作家が現代のアマビエとして生み出した全く新しいイメージを感じさせるユニークなタイポグラフィーを取り入れた。
プロジェクトの完結とともに、6人が繰り広げる競演に期待したい。
<第1弾:会田誠・メッセージ>
すべて太陽ありきで、その末端で生きている僕たちは「生きているだけでめっけもん」。