2022年10月13日 07:00
板垣李光人が考える“愛”「愛とは、求め合わないこと」
もし板垣さんが想と同じ立場だったらどうすると思いますか。
伝えないということが、そのときの想の優しさだったとは思うんですよね。でも、自分が第三者ということもあって、どうしても俯瞰で見ちゃうところがあって。そうするとやっぱりそれって自分への優しさなんじゃないかな、ちゃんと紬のことを考えられているかと言うとそうじゃないところもあるんじゃないかなとは思ってしまいますね。と言いながらも、もしも自分が同じ状況になったら、やっぱり混乱するだろうし。結局は想と同じ選択をしちゃうんじゃないかなと思います。
役者には手厚いファンサービスもない。それでも応援してくださるファンのみなさんの気持ちは愛だと思う
――大きな質問になっちゃうんですけども、本作はラブストーリーということで、板垣さんにとって愛とはどんなものかを聞いてみたいです。
(考えて)うーん……。求め合うものではないのかな、とは思います。
――どういう意味でしょうか。深掘りしたいです。
相手にこうしてほしいと求めるものが生まれてしまうと、それは愛じゃないのかなと。どちらかと言うと、それは恋に近くて。愛ってもっと解脱した状態みたいな。相手に見返りを求めないのが、愛なのかなって。