くらし情報『数々の作家を発掘してきたトム・プロジェクトの30周年記念作品第一弾、不条理「喜」劇『かへり花』上演』

数々の作家を発掘してきたトム・プロジェクトの30周年記念作品第一弾、不条理「喜」劇『かへり花』上演

えー、この作品の舞台は、どんな町にでもありそうな「ちびっ子広場」であります。しかしながら、登場人物はみな、どこにでもいそうな大人です、、、そうだったっけ、、、大人のような、、、子供のような、、、大人って何だ、、、俺は大人か、、、あなたも、、、オトナ?
大人とはシワだらけの子供のことである。毒を抜かれ、やたらとすっぱい食い物にされた梅の実に似ていなくもない。

大人とは、大人を演じている子役のようでもある。分からないことを分かったように話すが、そうすれば拍手を貰えることだけはよく分かっている。又
禁止されても遊ぶのが子供の特質ならば、禁止されてもいないのに遊ばないのが大人の特質である。ゆえに、遊びたいのに遊べない者は大人に非ず。ただ疲れ果てた、哀れな子供に過ぎない。

うーん、やれば出来るじゃないか。小学校の先生が言った通りだ。

■演出:小笠原響コメント
日向十三さんの『かへり花』と今、出会えましたこと、たいへん嬉しく思っています。そもそも日向さんとご一緒するのも初めてなのですが、そのふわりとした一過の風のようなファンタジックな作風の中に、鋭く現代を切り取る視点が隠されていて…演出の手腕を試される作品です。

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