2021年10月4日 18:00
ラグビー日本代表が次なるステップへ、好調・豪州代表にも稲垣は「勝たないと意味がない」
相手にプレッシャーをかけようとして我々がペナルティを取られたことが欧州遠征では多かった。これからどうしていくべきか。模索している途中」
ペナルティを犯さないためにディティールにこだわる。
「スクラムで一番大事な部分は大きく分けてふたつあると思うんですよ。組む前の準備と組んでからの方向性。今、最初にやらないといけないのは組む前の準備。相手とバインドした時に相手に体重をあずけられてしまって我々のアドバンテージが失い、ペナルティを60~70%の確率で取られた。いわゆる準備が足りない。
いろんな要素があるが、バインドするときロック(LO)フランカー(FL)のヒザを上げるタイミングが遅かったりして重心を下げられてしまう。そういう細かいところを口酸っぱく言っているところ。
距離が遠くなったら、バックファイブの足の位置をちょっと詰めさせる。要するにヒットした瞬間、ヒザが伸び切らないということです。そのため、バックファイブの足の位置をふだんより一歩詰めておくということが大事」
細部を詰めて目指すのは世界一のスクラムである。
「我々にとって世界一のスクラムとは何なのか。我々のアタックしたい形に100%フィットした、100%コミットしたスクラムが世界一だと思う。