2021年11月22日 14:31
気鋭のアーティストを特集する「銀座 蔦屋書店ART PARTY」第13回目は松井えり菜 「池袋だよ! アトリエ ドゥ マツイ エリナ」開催決定
松井が現在アトリエを構えている池袋には、90年前に「池袋モンパルナス」と名付けられたアトリエ村があったと言う。 そこからインスピレーションを受けた、過去と現在の観念が混ざり合う松井自身のアトリエを、銀座の地に創出する。また、今回の新作は廃棄される化粧品の顔料を元にした絵の具を使用するなどSDGsの取り組みを行っていることも特徴。食物連鎖など環境に関する作品を制作することも多く、絵を描くという一見個人的とも捉えられる行為から、少しでも地球環境保全に貢献したいという松井の願いが込められている。
この機会に是非松井えり菜の作品世界を味わってほしい。
<アーティストステートメント>
90年前かつて池袋にはアトリエ村がありました。
パリから帰ってきた画学生や作家が多く居住したことから池袋モンパルナスと名付けられたそこは、 戦時中にほとんどの住民が引き払ってしまい今は少しの面影を残すのみとなってしまいました。
2021年現在、 私は偶然にもそのエリアで制作をしています。
以前から小さな発見や面白さをモチーフに自画像を描いてきましたが、 アトリエのある土地を取りまく歴史を考えながらの制作は、 私の創作の幅を広げてくれるように感じています。