くらし情報『本日開幕! ディレクターが語る映画祭「東京フィルメックス」の使命』

2022年10月29日 12:00

本日開幕! ディレクターが語る映画祭「東京フィルメックス」の使命

それぞれの映画祭は別のディレクターが作品を選出しているため、作品の選定基準はそれぞれのディレクターに負っている。神谷氏は東京フィルメックスでは「チャレンジしている映画」を選ぶことがひとつの傾向になっていると説明する。

「今年も昨年と同じく作品の完成度で選んでいます。ただ、『ダム』という作品は抽象度が高くて、観客に解釈を委ねる作品でもあるので、朝日ホールで上映すると考えた時に少しだけ迷いました。昨年はそのような冒険を少し控えた部分もあったのですが、今年はもう少し攻めてもいいかもと思って選んでいます。

作品を選ぶ上では“自分の価値観を揺さぶられる”ものや“驚きのある”もの、その監督には“なにかがある”など、こちらが動揺するような作品というのは判断のひとつの基準になっていると思います。もちろん、これまでに観たような映画であっても文句のつけようのないほどの完成度であれば、それもひとつの才能だと思うのですが、やっぱりチャレンジしている映画の方が個人的にも心が震えることが多いですし、選出する上でのひとつの傾向になっていると思います」
映画祭では、映画館で上映されることがかなわなかった作品や、世界の他の映画祭で高い評価を集めた作品、映画界の明日を担う新しい才能が手がけた作品などが集結する。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.