2021年8月25日 07:00
藤原竜也が演じる天才作家「僕はいつの日か天才と呼ばれなくなりました(笑)」
舞台では1ヶ月稽古をする。そこで多方向からアプローチしていってという感じですね。
逆に映画はその時間がない。1回2回のリハーサルで本番を撮る。すごい世界だと思いますね。
――舞台と映画だと何か積んでいるエンジンが違う感じですか。
違うエネルギーを使っているときはあります。ただ、今回のタカハタさんに関して言うと、演出方法がわりと演劇寄りだったんですよ。
細かくカットを割らずに一連で撮ったり。あんまりテストやリハーサルを入れず、本番一発勝負で撮ったり。そこでいい緊張感が生まれて、僕としてはやりやすい演出でしたね。
――藤原さんのホームというと演劇のイメージです。映画は藤原さんにとってどんなものですか。
楽しいですし、好きですよ。映画のいいところは、スタッフのみなさんのチームワーク。大変な作業を嫌な顔ひとつ見せずにさらっとやり遂げる。
そういうプロの仕事を見ているのが好きなんです。
――今回は1ヶ月間の富山ロケだったので座組みの一体感も格別だったと思います。
覚えているのが、撮ったのが約1年半前なんで、まだ子どもが小さかったんですよ。だからなるべく顔が見たいなと思って、帰れるようだったら帰ってたんですけど。