2021年6月4日 11:30
舞台『夜は短し歩けよ乙女』中村壱太郎×白石隼也「原作のワンダーランド感、増してます!」
壱太郎そうなんです。「同い年だから敬語はやめてくださいね」って僕のほうから言ったのに、結局僕だけ敬語なんですよ。
白石そうなんですよ。僕だけため口で距離を感じる……。
壱太郎距離を感じないで(笑)。大丈夫、今、徐々に変化してるから!
白石(笑)
壱太郎くんは背中で語るタイプの座長
──稽古場での印象は?
壱太郎(白石は)抜け感というのかな、そういうものがあるなと思います。事務局長の芝居もカッコいいんだけどそれだけじゃない。そういうところが見ていて面白いし、素敵です。
白石ありがとう。壱太郎くんは本当にストイックでまじめです。その姿勢がキャラクターに滲み出て、今、“先輩”は壱太郎くんにしかできないものになってきていると思います。いわゆる“それっぽい芝居”もできるような役だと思うんですけど、壱太郎くんは自分が感じるままに演じていて、「彼がやるとこういうふうになるんだ!」という面白さを感じる。それは僕にとっても新鮮です。
初めての環境で苦労していると思うけど、初日から台詞がちゃんと入っていることとかもそうですし、背中で語るタイプの座長で、自然と「みんなで支えていこう」という雰囲気になっています。