くらし情報『『特別展「琉球」』東京国立博物館で開催中 復帰50周年の節目に、沖縄固有の文化と歴史をたどる過去最大規模の展覧会』

2022年5月17日 12:00

『特別展「琉球」』東京国立博物館で開催中 復帰50周年の節目に、沖縄固有の文化と歴史をたどる過去最大規模の展覧会

左:国宝《黒漆脇差(号 治金丸)》(刀身 室町時代 16世紀、拵 江戸時代 17世紀)※展示期間:5/3~5/29右:国宝《青貝螺鈿鞘腰刀拵(号 北谷菜切)》(刀身 室町時代 15世紀、拵 江戸時代 16〜17世紀)※展示期間:5/3~5/29 ともに沖縄・那覇市歴史博物館蔵


戦後、アメリカの統治下にあった沖縄は1972年5月15日、日本に復帰し、今年で50年という節目の年を迎えた。これを記念した琉球の歴史と文化を紐解く展覧会、『特別展「琉球」』が、6月26日(日)まで東京国立博物館で開催、その後、九州国立博物館へ7月16日(土)〜9月4日(日)の期間で巡回する。

かつて琉球王国として、独自の文化と歴史を有していた沖縄は、現代まで続く様々な困難のなか、その文化、歴史を未来につなぐ努力をたゆまず続けている。同展は、沖縄の考古遺物や民族作品から、王国時代の歴史資料や工芸作品そして、国王尚家に伝わる宝物まで、さまざまな沖縄の文化財を紹介する、琉球をテーマにしたものとしては過去最大級の規模をほこる展覧会だ。

展覧会は5章構成。第1章「万国津梁アジアの架け橋」では、アジア各地の貿易の中継地点として反映した琉球王国の姿を追う。「万国津梁の鐘」として知られる重要文化財《銅鐘 旧首里城正殿鐘》は、かつて首里城の正殿にかけられていたと考えられている。鐘に刻まれた琉球王国が世界の架け橋になろうとする気概が「万国津梁」(“万国の架け橋”の意)の文字が入った銘文に込められている。

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