【対談】ラッパー・t-Ace×YouTuber・ヘラヘラ三銃士「傷を見せるよりも楽しいところを見せた方が人は救われるなって思う」
――たしかにそうですね。ひとつのストーリーにした時にどこでリアルさを担保するのかっていうのが難しいですよね。
t-Aceだから、いつもとは違う手法のMVになるということは間違いないと思いますね。ちょっと今の段階ではまだ模索中ですね。
ありしゃん私たちにできるのは、この3人で作れるリアルなので、その時の気持ちを思い出して表情に乗せたりしてちゃんと伝えていくっていうことですね。
さおりんまた思い出さなきゃいけないんだね。
――そういうことになりますね(笑)。
ありしゃんその時共感した曲があって、それが結構恋愛に病んでいる内容だったとして、数年後に幸せな状態で聴いたら、またその時の気持ちを思い出すっていうのは、それはそれでいいなって思うんですよね。
「あー、あの時こんな感じだったな。辛かったな」って。
――その時の気持ちを瞬間パッケージするのが音楽の重要な役割のひとつですよね。
t-Aceうんうん。
――この曲に登場する男性は、抱えた寂しさを紛らわせるために、その時々で付き合う女性を変えていく、というような人なんですけど、歌の中の女性は男性を受け入れられたのでしょうか?
ありしゃんこの時点では、好きになっちゃってるから受け入れようと自分に言い聞かせてごまかしている感じですね。