くらし情報『リドリー・スコット監督『ナポレオン』はスケールがケタ違い! 戦闘シーンも愛欲シーンも、ごまかしなし。──【おとなの映画ガイド】』

リドリー・スコット監督『ナポレオン』はスケールがケタ違い! 戦闘シーンも愛欲シーンも、ごまかしなし。──【おとなの映画ガイド】

まで。戦歴の大半を描いてみせる。

リドリー・スコット監督『ナポレオン』はスケールがケタ違い! 戦闘シーンも愛欲シーンも、ごまかしなし。──【おとなの映画ガイド】


砲火が行き交い、騎馬にまたがった兵士がサーベルを手にして敵と斬り結ぶ戦闘シーンの迫力は、大スクリーンで観ると、まるで歴史の現場に居合わせたようなリアル感だ。

クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』、スティーヴン・スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』が第二次世界大戦を描く戦争映画像を変えたけれど、本作は、18〜19世紀の戦争描写の決定版になったと思う。


リドリー・スコット監督『ナポレオン』はスケールがケタ違い! 戦闘シーンも愛欲シーンも、ごまかしなし。──【おとなの映画ガイド】


リドリー・スコット監督にとって、敬愛するスタンリー・キューブリック監督が企画し、実現に至らなかったナポレオンの映画化は、長年の悲願だったという。

そういえば、監督の長編デビュー作は本作とほぼ同じ時代を舞台にした『デュエリスト 決闘者』。帝政ローマの剣闘士を主人公にしたアカデミー作品賞受賞作『グラディエーター』では、大量の群衆(モブ)シーンを効果的に使っている。予習はできている。まさに適役といっていいのだ。

リドリー・スコット監督『ナポレオン』はスケールがケタ違い! 戦闘シーンも愛欲シーンも、ごまかしなし。──【おとなの映画ガイド】


CG全盛の時代に反旗を翻すように、今回、スコットが多用したのは従来型の人海戦術。何百エーカーという広大な土地に作られた360度撮影可能のセットで、最大11台のカメラを同時にまわし、総勢8000人のエキストラを使ったというすさまじさ。

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