京都随一のSNS映えスポット! 願いが叶う”くくり猿”とは?
一際目立つカラフルなお寺、「八坂庚申堂」に行こう!
京都は特に神社仏閣の多い観光地として有名なエリアですが、東山地区にあるお寺「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」は、そのカラフルな見た目でひときわ目を引く観光スポットです。
歴史を感じる佇まいとカラフルなお手玉のような「くくり猿」は、一見ミスマッチなようでモダンで写真映えする風景です。この「くくり猿」には、お願いごとをする目的だけではなく「ここで絵になる写真を撮りたい!」という人も多く訪れます。
年に6回・庚申の日前夜の「庚申信仰」とは?
「庚申信仰」とは、人間の身体の中にいる三尸(さんし)という虫が寝ている間に身体の中から這い出し、その人が犯した罪を天の上の帝釈天に告げて寿命を短くしてしまう、という説が始まりです。
この夜は一睡もせずに夜を明かし三尸(さんし)の虫を封じるという習わしがこの信仰を広めたのです。2017年は今後、四庚申の8月1日、五庚申の9月30日、納庚申の11月29日に行われます。
八坂庚申堂に奉納される「くくり猿」の魅力
くくり猿の形は、お猿さんが手と足を縛られて身動きが取れない姿を現しています。猿は人間に近い動物ですが、自分の欲に正直に駆け回っている姿こそが人間の中にある欲望そのものだといわれています。