快適に住むために必要な修繕積立金はマンション売却時に返金される?
マンションを売却すれば、修繕積立金は買主が負担することになります。では、どの時点から債務が移るのでしょうか。
マンションの修繕積立金は、「引渡し前日」まで日割り計算した金額を売主が負担するルールとなっています。例えば、修繕積立金月30,000円のマンションを売却し、9月11日に引渡しを行う場合、売主は10,000円の修繕積立金を納めなければなりません。計算式は以下の通りです。残りの20,000円は、買主が負担します。
<30,000÷30日×10日(9月1〜10日分)=10,000円>
その他、管理費、固定資産税、都市計画税も、引渡し日に清算を行うことを知っておきましょう。
【滞納したらどうなる?】
修繕積立金を滞納すると、強制執行などの法的措置を取られる可能性は十分にあります。
対応はマンションの理事会の判断となるため、一概には言えません。
そして、もしも滞納した状態のまま売却すると、管理組合は買主に滞納分の修繕積立金を請求する権利があります。裏を返せば、マンションを購入する際は、滞納金がないか確認しなければなりません。
まとめ
マンションの修繕積立金についての理解が深まったでしょうか。