原材料や道具のディスプレイから生まれるお客様との会話【aeru meguro】
「わー!すごい」とお子さまが触れてくださることも。こういった原材料などがあると会話が自然と生まれます。お客様とは、ずっと会話させていただいているような感じです。
売ることよりも、伝えることを大切にしています。お子さまをお招きして、〔aeru〕のお茶碗やお箸を用いて日本の食事の所作についてお話させていただくワークショップや、職人さんによるトークイベントを開催することもあります。
——工房へも行かれるんですか?
森さん:はい。全国の工房に伺い、職人さんたちの仕事にかける想いや技を学ばせていただいています。実際に目にするのと、話に聞くのとではお伝えできる内容が異なってきますので、お店にいながら少しでも、職人さんのものづくりへの姿勢や先人の智慧を感じていただけるように、と考えています。
——今後、伝統をもっとたくさんの人に伝えるために、どのようなことを考えていますか?
森さん:より多くの人に、日本の伝統を「面白い」「もっと知りたい」と思っていただけるきっかけづくりをしていきたいと思っています。空間を通して日本の伝統を体感していただけるホテルのプロデュース事業“aeruroom”やオーダーメイド事業“aeruoatsurae”なども展開しており、日本の伝統に出逢う仕組みをひとつずつ生み出していきたいと考えています。