【DIYショップ巡り #7】ひんやりするけど温かい。タイルの新発見ができるお店〔Tile Style 深大寺〕
「タイルはデザインを考える人、実際に焼く人、それを流通させる人、使いかたの提案をする人、そして最後に張る人。たくさんの人の手が重なっています。タイルというのはそもそも素材であって、半製品という扱いで、これだけでは未完成の製品。でも、だからこそ完成品になるために、たくさんの人の愛情を受けられるんです。愛が詰まっているんです。
タイル張りの空間というと、多くの人は『冷たい感じ』を受けるかもしれませんが、実は温かい。その温かさは、面使いすることでさらに感じていただけると思うんです」
また、「多少不格好なほうが、手作り感が出ていいかな、と思いがちですが、整然と張ったほうが、後々のそこでの暮らしをワンランクアップさせてくれる、とわたしは信じています」と上野さん。
「『DIYだからこれでいいかな』という張り方だと、生活自体も『これでいいや』となってしまうんじゃないでしょうか。
整理整頓されたお部屋だと居心地がよく、できるだけ長くそこで生活したいと感じるように、整然とタイルが張られた空間であれば、きっと今以上に『早く帰りたいな』『楽しいな』と感じてもらえる場所になりますよ」
できるだけ「面使い」