自由にオリジナルデザインで作れるハンドメイド教室〔みちくさアートラボ〕
「裁縫はニガテなんです」というシイナさんが編み出したのは、“縫わないハンドメイド”でした。筒状で裏地のついたネクタイをそのまま生かすのだそうです。縫い目をほどいたり、切ったり縫ったりという作業はほとんど行いません。
たとえばスマホケースなら、ネクタイを3つ折りにし、先端の三角部分をフタに。接着はグルーガンを使います。グルーガンを使ったことがない方には最初に使い方を教えます。
その他、帽子に巻き付けたり、バッグに貼ったり、2本を組み合わせて付け襟にしたりするというアイデアもあります。
こちらは残ったネクタイの切れ端をくるみボタンにしています。ネクタイの裏側のタグもアクセントに利用し、余すところなく使っています。「1本のネクタイで作るバラやダリアなどのコサージュはとくに人気があります」とシイナさん。巻き方やねじり方を変えることで、つぼみになったり、開花した花になったりするのが魅力なのだそう。
この“縫わないテク”は、畳のヘリを使ったアクセサリー講座でも応用されています。ネクタイのみならず、畳のヘリという“新素材”をアクセサリーにするという斬新なアイデア。
「畳の端のピシッと角が立つような“張り感”は、この畳のヘリならではのもの。