やわらかな陽射しが差し込む漫画家&イラストレーター・おぐらなおみさんの自宅アトリエ【我が家の暮らし #6】
机がカクカクとしていて、角が丸くないところが気に入っているのだそう。
「シンプルですっきりとした机なので、掃除がしやすくていいですよ」
このように、部屋に沿わせて家具を置くと、空きスペースを広くとることができます。「I字型に机を横にならべると横の移動もスムーズなので、この配置は気に入っています」。空いたスペースにはもう1台、おぐらさんの作業机が置かれています。
描く作業をする時は、この広々とした机で。この机は、朝と夜の食事時になると、ダイニングテーブルへと変わるのだそうです。漫画家さんのお仕事というと、自分の部屋にこもって、描くことに没頭するというイメージがあるのですが……。「私は、仕事と家を完全に分けるよりも、生活に属した感じで仕事をするのが好きです」
「没頭したい、集中したい、というよりも、描くという作業を持続させたい」とおぐらさんは言います。「集中し続けるということが私には難しいので。たとえば、鍋に火をかけている合間に絵を描いたり、洗濯機をまわしている間にネームを書いたりして作業を続けています。感覚的には“自分専用のワークスペース”というより、リビングで仕事をしているという感じですね」