はじめての『さをり織り』に挑戦!誰でも1日でマフラーがハンドメイドできる〔手織工房じょうた〕
「こうでなきゃいけない」がない
〔手織工房じょうた〕の主宰・城達也さん
ところで、「さをり織り」は誰でも簡単にできる手織りと言われますが、本質はそこではないそうです。城さんによれば、確かに「さをり織り」の手織り機は誰でも簡単に扱えるような仕組みになっているのですが、それは使う人の感性を引き出すための要素に過ぎません。
「さをり織り」が誰でも簡単にできると言われるもう一つの理由として、「こうでなきゃいけない」というルールが無い点が挙げられますが、それもまた作り手の感性を大事にしていることの表れです。縦糸が一本抜けていたって良い。機械が作る画一的な織物ではない物づくりが、「さをり織り」の目指すところなのだそうです。
これが「さをり織り」の織り機だ!
感性の話をこうして言葉だけで伝えるのもおかしな話ですので、ここからは「さをり織り」を実演した様子をお届けしましょう。まず、こちらが「さをり織り」の織り機です。素材は、高級桜でできています。耐久性が高く、城さんが使用している織り機は約20年の愛用品だそうです。
好きな糸を好きなように選びましょう
使用する糸は、工房に約2,000本ある中から、好きなものを好きなように選んでいきます。