「私、〔すなだときお〕と申します」カラフルで小さなおじさんの正体は手づくりキュートな砂時計
ポケットから取り出されるのはヒゲがトレードマークのカラフルなおじさん……?「日常を楽しもう」といったコンセプトのもと、新潟地域に存在するさまざまな物やコトをクリエイトする集団〔hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)〕から登場したのは、砂時計の《すなだときお》。職人の手作業でつくられた小さなガラスの砂時計は貴重な国産です。ぬくもり溢れるインテリアにぴったりな《すなだときお》の魅力をご紹介していきましょう。
《すなだときお》誕生秘話。新潟県新潟市の工芸品・砂時計は現在では希少なアイテムでした
《すなだときお》を製造しているのは新潟県新潟市南区(味方)の富士産業です。そもそも砂時計は新潟市西区(旧黒埼町)の特産品でした。今から50年以上前の昭和30~40年代には、町内にガラス製品を作る工場がたくさんあり、砂時計も作られていました。
しかし現在、新潟市内で砂時計を製造しているのはなんと富士産業のみ。
富士産業のほかにも日本製の砂時計工場は東京に2軒しかなく、国内では残すところ3軒になってしまいました。そのため、国内で出回っている多くの砂時計は輸入品なんです。
そんな希少な国産砂時計の伝統を次世代に繋げたいと、〔hickory03travelers〕の取り組みの一環として小さなガラスのおじさん《すなだときお》が誕生しました。