【まついハウス】 色鮮やかな空間の饗宴が心を解き放つ
彩かな色合いが感覚に語りかけ、空へ、庭への広がりが心を解き放ちます
「平和と子どもたちの幸せ」を願い、人生を歩んできた家族の
これまでの歩みとこれからへの思いが込められた建築です
【まついハウス】の建主は、壁画家とパントマイミストの姉妹です。
2人は、数学教育研究者である父と、絵本・紙芝居作家である母、そして戦争の暗黒の中を乗り越え100歳まで生きた祖母が、命ある日まで暮らした家を建て直して、家族の皆が願い続けてきた「平和と子どもたちの幸せ」への思いを建築にこめたいと考えました。
そうした思いから、パントマイミストの住まいとともに、文化的、創造的な場を建築に組み込みました。
パントマイムができる空間、マイム事務所、壁画家のデザインしたステンドグラス、絵本作家である母の絵本や紙芝居などの展示スペースなどです。
家としての安らぎが感じられるとともに、創造の場として心が呼び覚まされるような空間の実現が空間のテーマとなりました。このことを最も凝縮した空間が、パントマイムも演じられる大きな吹抜のリビングです。
この空間を中心に、ダイニング等の生活空間や、マイム事務所などの仕事の場を展開しました。