洗濯洗剤で優秀なのはどのタイプ?粉洗剤or液体洗剤orカプセルタイプor漂白剤入り、徹底比較!
洗剤のパッケージには必ず成分表示が印刷されています。その中に「液性」という欄があります。今回用意した洗剤の液性は「中性」「弱アルカリ性」「弱酸性」の3つ。アルカリ性も酸性も強弱があり、強いものほど皮膚細胞を壊したり、物質を分解したりする力が強いです。より中性に近いものを弱アルカリ性、弱酸性といいます。洗浄力を高めるだけなら、より高い液性の洗剤を選べばいいのですが、取り扱いが危険になります。家事をする人の手に直接触れる状況で使用するには不向きです。この液性を知っているだけでも、洗剤選びの決め手になります。
■界面活性剤もう1つ注目したいのが「界面活性剤」。この成分は水を汚れと繊維の間に入りやすくし、汚れを浮かせ、溶けやすく分解し、再度繊維にしみ込むのを防ぐ働きをしています。ちなみに、今回用意した粉洗剤は14%ですが液体洗剤には60%前後の割合で使用されています。水に溶けやすい水性の汚れはもちろんですが、油や皮脂などの油性の汚れを落とすのに効果を発揮します。この他、界面活性剤だけでは落とせない頑固な汚れを分解する酵素、白い衣類をより白くするために使われる蛍光増白剤など洗剤の種類によって様々な成分が配合されています。