くらし情報『【法律雑学】中国と日本の法制度って何が違う?』

【法律雑学】中国と日本の法制度って何が違う?

目次

・世界の裁判制度はいろいろ
・審級制度があるのは同じ
・裁判官の質
・刑事事件の特徴
【法律雑学】中国と日本の法制度って何が違う?

*画像はイメージです:https://www.shutterstock.com/

■世界の裁判制度はいろいろ

中国に限らず、日本と外国の国内法が全く同じ内容ということはあり得ませんから、法律の内容は世界の国の数だけ異なります。

また、裁判制度も、国が違えば、大きく事情が異なります。

日本で当たり前のことでも、外国では違って当然です。本稿では中国の裁判制度について触れてみます。


■審級制度があるのは同じ

日本では、地裁、高裁、最高裁の三審制が原則ですが、中国における裁判所である「法院」も、最高人民法院、高級人民法院、中級人民法院、基層人民法院の4階層あり、審級制度があります。

この他、中国では軍事事項を扱う軍事法院がありますが、日本では戦前にあった軍法会議のような特別裁判所は憲法で設置が禁止されていますので、当然ありません。

日本では、いったん確定した判決は強力な効力があり、確定判決を覆すための再審事由は極めて限定されており、再審が認められることは滅多にありませんが、中国では比較的再審が利用されているようです。

■裁判官の質

日本では、裁判官への任官は、司法試験に合格した上、司法修習中に起案で抜群の成績をとることが必要であり、事務書類能力や事実認定の証拠評価能力が優秀な人しかなれません。

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