【弁護士が教える】ホストとのやり取りにおいて注意すべきコト3つ
本日は担当ホストとのやり取りにおいてご注意いただきたい点をお話します。
①担当ホストから「立て替える」「後で俺が払う」といった話をされても鵜呑みにしない
ご相談の中で頻繁に聞く内容です。
担当ホストが支払うといったので大丈夫だと思ったと皆さま仰います。
ただ、ほとんどの事案では担当ホストが立て替える旨の証拠はなく、伝票などの残った証拠を見ても、皆さま以外に飲食代金を負担する方の名前は出てきません。
裁判例でも、そのようなやり取りを裏付ける明確な証拠がなければ、そういった立て替えてくれるという話だったという主張は通っておりません。
担当ホストから立て替える、俺が払うという話をされても、それを鵜呑みにすることは危険です。
②むやみに借用書を作らない
売掛金の請求を受けた際に、金額の裏付けとなる資料を出すよう担当ホストやホストクラブ側に申し入れると、かなりの割合で「借用書」を出してきます。
これは個別の飲食代金の支払いをまとめて借り入れにしたものになります。
ここで後にトラブルになるのが金額です。
借用書の金額が飲食代金をまとめたものだけでなく、手数料など様々な名目を乗せられ、高額な金額の借り入れとされているケースがあるのです。